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harukazeとはなんだったのか


早いものでコードオブジョーカーも稼働から約一年半の年月が経とうとしている。
料金改定やシステム面の調整など様々な出来事があった一年半。激動の時代において圧倒的なカリスマを誇った人物がいた。

初代アルカナカップ覇者として有名な「harukaze」という男だ。
harukaze

無料化の成功で大盛況のコードオブジョーカー。
プレイヤーの増加に伴って、悲しいことに彼への認識や知識が氏の頭髪が如く薄い人間もまた増えように感じる今日この頃。
一人の偉大なプレイヤーの記録を遺したいという思いで今回の記事を書いていくことにする。


【基本情報】

IC名:harukaze (現在プレイヤーデータ凍結中 ※1)
ランク:JⅡ (引退 ※2)
登録地域:福岡
出没店舗:天神ハイテクランド
実績:第一回アルカナカップ優勝
界隈での活動:blog、動画投稿、商業誌での環境アナライズ
呼称:はるかぜさん、アルカナキング、hagekasu

※1 質問に対する公式からの回答はノーコメント。
※2 現状、復帰の見込みはなし。




【概要】

1:ABルーパーharukaze

COJ黎明期。
全国大会の優勝が記号として目立つharukaze氏だが、嘗ての立ち位置は「熱意あるABルーパー」というものだった。
新しく入ったプレイヤーの為に補足すると、ABルーパーとは上級者と中級者の中間的な存在のこと。
当時はA5の査定が100/100であり、勝率五割でAPが増えなくなるラインがここだった。その上A5ランク以上にマッチング差がほぼなかったことからもかなり大きな壁であったと言える。
ABルーパーは現在のSS1~JⅣくらいのポジションだと認識するといいかも知れない。

当時の氏は自分のプレイ内容を見て反省点を振り返る目的で動画を撮っていた。
そのうちの一部がyoutubeにもアップされていて、それが後のリプレイ動画アップに繋がる。
この頃はリプレイ機能もなく、動画投稿者も少なかったのでCOJの動画をアップしているというだけで氏は一定の人気/知名度を得ていた。ABルーパーの動画投稿者という記号が「強すぎず直向きな努力家」という印象を与えていたのも大きい。
「harukazeに負けると動画で晒される」の様な声はこの頃からあったが、それほど氏を嫌悪したものではなかった。

主観的な話になるが、この頃の氏の印象は
「強すぎず直向きな努力家」で、プレイヤーの強弱を問わず相手への敬意は忘れないプレイヤー。
というものだった。


2:150円ランサー事件

harukaze氏を語る上で欠かせない出来事が「150円ランサー事件」
まずはこの騒動の概要と名称の由来から解説していく。

・150円ランサー事件とは?

稼動開始から暫くしてCOJ初の追加パック1.0EXが発売された。
1コスト全体バウンスのKPやJUSTICEジョーカーを全否定したような大天使ミカエル。中期以降暴れまわることになる一筋の光明等凶悪カード目白押し。

その中でも意気投合とライトステップの異常性が一際目立っていた。

現在の効果を知っている前提で上の二枚の異常な性能を簡単に説明すると、
・意気投合⇒ユニットを出したタイミングで発動できる。
・ライトステップ⇒2ディス3ドロー、0コスト←!?
というもの。
つまりデッキを爆発的な速度で掘り進むことができたわけだ。

上位ランク帯の全国対戦環境はほぼ対策不能の超高速ワンショットキル(
※3)で溢れ、twitterのTLや2ch本スレは阿鼻叫喚の声で埋め尽くされた。
そんな中、パック追加初日にしてharukaze氏が問題提起としてアップロードした動画が150円ランサーと呼ばれる対戦動画だ。
それは対戦動画と呼ぶにはあまりに一方的な内容。先攻をとった氏がデッキを高速で回転させ、相手が後手1Tで出したランサーを鉄鎖で寝かせて先攻2Tに大天使ミカエルで7点を奪い勝利するというもの。当時は1試合150円というプレイ料金設定で、対戦相手が150円を払って行った操作がランサーの召喚のみであることを皮肉ってこの名前が付けられた。

実際に上位で暴れていたデッキとは違うタイプであり、その上かなり噛合いがよかった試合ではあったものの、動画として残ったことのインパクトや反響は大きかった。
問題の二枚に追加2日で異例の使用不能措置がとられたスピード対応もこの150円ランサー事件による影響が大きいと思われる。


※3
先手4Tでほぼ確実にゲームが終わる投合ライステKP突撃というデッキがあった。
豊富なドローカードでデッキを一周させてKPと泡だっくんのオーバークロックを作り、当時妨害不可能のKPから0コストユニットを並べて突撃の合図+OCだっくんで7点ダメージを取るデッキ。
当時ゴミジョーカーと呼ばれていた星君やアフロが全国でよく見られたのもこの二日間。理由は「ジョーカーを発動する試合が発生しないから」というもの。


話を戻す。
この事件は氏にとってかなり重大なもので、一つの転機でもあった。

harukaze氏に対する各プレイヤーの印象はこの時点である程度分かれることになる。
その理由は「150円ランサー」の録画に使用されたプレイヤーIC。現在、該当動画は削除されているため確認することができないが、動画のプレイヤー名は「なつかぜ」となっていた。ランク帯は所謂下位ランク。
端的に言ってharukaze氏のサブカードであることは明白で、本人もそれを否定しなかった。(したところで誰も信じないし確実に嘘だから、この当時はまだ賢明な判断ができていた)
現在も残っている風潮ではあるが、サブカードによる下位ランク狩りは特に当時の過疎時代に於いてかなり嫌悪される行為で、氏の「なつかぜ」IC使用と動画の内容から一部層からはこの時点で見限られていた。

結果や内容、事の善悪は兎も角として、この事件でharukazeという存在の持つ影響力は大きくなったといえる。
ただそれでも悪い意味で増長しきらなかったのは、ABルーパーという立場ゆえ発言や考えに自信が持てなかったことによるのだろう。
こう言いきれる理由に関しては次の項目で。


3:昨日の友は今日の敵

COJ中期。アルカナ覚醒によって珍獣サーチャーが登場したころの時代の話。
これまでharukaze氏の人気を支えていた要素としてABルーパー~A5下位としての「強すぎず直向きな努力家」という印象、所謂「会いにいけるアイドル的な魅力/親近感」があった。

バージョンアップによる大幅な環境変化が起こり、アルカナと同時にプレイヤーとしてのharukaze氏は覚醒する。
かつて上級者と中級者の境目を彷徨っていた氏は珍獣環境との噛合いとやりこみでメキメキと力を付け、否定しようのない「上級者」へと上り詰めた。
ここまでなら氏の努力と熱意を讃えて美談として終われるような内容だが、事は悪い方向に進む。これまで実力不足故に自粛していた部分の箍が外れてしまったのだ。

第一査定緩和後のSランク(現在で言うところのJⅠ相当)に至ったharukaze氏は攻撃性を増していく。
一部地域を侮辱するような内容であったり、個人との敵対などが見られるようになったが、中でも一番衝撃的だったのは低ランク蔑視発言だと思う。
「A5に負けるとか下手すぎる」原文が引用できない為(※4)若干文面は異なるがニュアンスはこれそのもので、寧ろマイルドに表現しているくらい。
この発言自体はそこまで極悪なものではないものの、氏の嘗てのポジションや好かれていた理由を考えた上で不適切極まりない。事実、この発言はかなり炎上しharukazeという人物に対する評価は全体的に落ちた。
実力を付けるほど評価を下げる性質。立場や力に溺れ易い人間、といったところか。
これまで同じ立場で上を目指していた中級者層は、この時harukaze氏にとって最早敵でしかなくなっていた。少なくとも、そう思われるに十分な発言をしていたといえる。

※4 某掲示板のログを漁れば当時の反応や原文、それに近いものが確認できる。


4:動画投稿者としての新たな一歩

3の内容と同時期の話。
このバージョンアップでコードオブジョーカーにはリプレイ機能が追加された。基本毎日更新のリプレイは足繁くゲームセンターに通わない限り見落としてしまうものも多い。
誰もが「このリプレイが家で見られたら」と思っていた。
その需要に努力とマメさで応えたのもharukaze氏だ。氏の投稿動画は自分のプレイ動画から対戦リプレイに変わった。
リプレイの投稿を行っているプレイヤーはいたが、harukaze氏の投稿頻度と動画の質が圧倒的だった為に自然消滅。こうして氏は新たな力を手にすることになる。
時には色別を上げてほしいとの声に応え、交流のあるプレイヤーのものは優先的に投稿する。好きなリプレイや自分のリプレイをアップロードして貰うためにharukaze氏とのコネクションは必要不可欠であり、そういう意味でもまた氏の人気や影響力は大きくなる。
リプレイアップロードに関しては、氏が界隈のために尽力してくれたことを忘れてはいけない。その手間は並大抵のものではなかった筈だ。
ただ、harukaze氏の不幸な性質故にこれもまた増長の要因となってしまう。

実力をつけ、唯一無二のリプレイ投稿者というポジションに付き、全国ランカーとして君臨し、影響力も日に日に増していく。
絶好調の氏だが、その圧倒的なカリスマはこの程度に収まらない。


5:第一回アルカナカップ優勝

アルカナ覚醒期最大のイベント、事実上初の公式全国大会にあたる第一回アルカナカップ。
これは殆どの人間が知っていることだろうが、絶好調のharukaze氏はこの大会で優勝してしまう。

実力者揃いのアルカナカップ本戦。組み合わせの運も味方したとはいえ、結果的にharukaze氏は当時全国二位のあーさー氏を決勝で下し、己が実力を全エージェントの前で証明した。
決勝を勝ち取ったキーカード「ジャッジメント」はこの瞬間より氏の代名詞的存在になり、本人もそれに溺れていく。
氏は確かに強力なプレイヤーに成長していたが、猛者揃いの大会で優勝すると思っていた人間は少ない。凄まじい大番狂わせであった。そういう英雄的要素も氏のカリスマに拍車をかける。
harukaze優勝は多くのプレイヤーに希望を与えた。誰にでもワンチャンスのあるCOJ大会。ABルーパーからの大出世。そして何より努力が報われることの象徴だった。

公式全国大会の初代覇者ということでメディアの露出も増え、商業雑誌のCOJライターとして頻繁に記事を書くようになる。
当然、記事を書くために内部のみで回るはずの情報も事前に知らされており、他の一般プレイヤーとは違う“領域”の存在となっていく。

全国優勝の名声、業界関係者であることの優越感、手にした非公開情報。
ここまでこの記事を読んでいれば分かるかとは思うが、それらはharukaze氏の手に余るものだった。
手にした力やアドバンテージが膨大すぎて、次第に己のコントロールはこれまで以上に効かなくなる。ある意味、最大の功績であるアルカナカップ優勝が上昇のない急降下の原因となってしまう。


6:転がり落ちるだけのRe:BIRTH。

情報漏洩、挑発的態度、陰口。
氏は事ある毎に問題を起こした、或いはそれが発覚していった。一度そういう目で見られてしまったが最期。
失言があればその場で拡散され、魚拓を取られ、つめられる。
その後は足掻けば足掻くほど泥濘に嵌り、その上自ら墓穴をより深く掘るかのように次々と新しい失態を重ねる。

また、harukaze氏自身にあまり関係のない部分にも異常な転落の理由はある。
コードオブジョーカーは無料化で人が増え、ある程度成熟したコミュニティだったにも関わらず新たに加わった新規層が居場所や空気を探るような状況だった。そんな時のharukaze叩きは取り合えず乗っておくべき波だったのだとも思う。
交流の糸口としてharukaze氏の不祥事を叩くという流れが多かれ少なかれ利用されていたことは否定できない。新規層以外も、これをきっかけに交流を広く深くした節がある。
これはイジメにありがちな状況で、僕自身「悪口はコミュニケーションの潤滑油」だと思っているように共通の敵というのは交流のきっかけとしてあまりに便利すぎる。向かう姿勢やとる行動、それを行うラインでその人物の本質も見えてくる。
悪いことだと認識する必要はまったくないけれど、終わった玩具だと言って粗末にするのもまた違う。今回で言えば氏に対するリスペクトが足りない人間が多く感じられた。搾り取るような形になったとしても得られたものの対価分くらいは感謝と敬意を払うべきだっていうのが自分なりの考え。


7:オークションに出品されたaime&色紙

某日、ネットオークションにて第一回アルカナカップ優勝者に贈呈された色紙が出品される。
そして、同じ出品者がプレイデータ入りのaimeカードも出品していることが発覚した。(※5)

特に色紙は世界に一枚しか存在しない代物だ。
考えられる可能性は三つ。

・harukaze氏本人の出品。
・harukaze氏から色紙を盗んだ人物による出品。
・現物を伴わない詐欺行為。


断定する術はないものの、常識で考えればこのどれが真実なのかは明らかだった。
その上でこの事実の意味するところは事実上の引退宣言に他ならない。

ABルーパーの動画投稿者でCOJ界屈指の功労者であるharukaze氏とCOJの関係はここで終わった。
RMT禁止だとか公式を巻き込んだ対応、借りたカードを返さずにそのまま出品していた等、この件でも問題は多々あったがそれはあまり重要なことではない。

※5 出品は取り消され、現在aimeのプレイデータには凍結の措置がなされている(解除されているかどうかは不明)。


8:カリスマ不足の現状

ポストharukazeという言葉を目にすることがある。
自分の考えを言うとそんな存在はもう永久に現れないと思う。

動画投稿をしてブログを書く。これだけで注目される過疎の時代はもう終わった。
増えすぎた人口の中で親近感から人気を得ることは難しく、それが出来たとしても努力の末に実力を付けて全国大会を制するサクセスストーリーなど二度は起こらない。
仮にそんな奇跡が起きたとして、その人物が自己顕示欲の塊かつ社会的常識を持たない人間で、加えて無意識のネタ提供に余念のない馬鹿である確率はほぼほぼ0だといえる。

偉大なプレイヤーが欠けたことで新規タイトルだったCOJからも年期や歴史が感じられるようになった。
今後、誰がどのように活躍していくのかはまだ分からない。
ABルーパーだったharukazeがこのゲームの最前線に立ったように、次にこのゲームを牽引することになるのはこの記事を読んでいる名も無き君になるかもしれない。
そうなった場合、このゲーム最初のカリスマharukazeがどのように成功し、どのように衰退していったのかを思い返すのも何かの参考になるかもしれない。少なくとも反面教師的要素は少なくない筈だ。


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Author:ヒッキー☆
秋葉原、新宿あたりをウロウロと。

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